はじめに
年末ということもあり、前年と同様に、2023年の振り返りをしていこうと思います。当記事には、ネタバレは含んでおりません。
2023年は私にとって、新しいチャレンジの年だったと思います。マーダーミステリー「エイダ」の朗読劇、オンリーショップ、オンライン公演「タミステ」の開始、そしてS-Knitの開始。それぞれ進めていく中で苦労することもございましたが、どれも貴重な体験となりました。制作スタッフには2022年よりもさらにお世話になり、改めて人との結びつきを感じさせられるような素晴らしい年となりました。
作品制作以外の個人的な試みについて
また2023年内で個人的に、行って良かった試みは大きく三つが挙げられます。
一つ目は、様々な人へのインタビューです。基本的な価値観や思考法を学ぶべく、他のマーダーミステリー作家や、今まで出会った様々な方にインタビューをすることに挑戦しました。話を聞く中で、自分とは異なる視点や考え方を得ることができました。自分だけでは得ることができないものでもあるので、2024年では範囲を広げ、Twitterなどで募集を行ってインタビューしてみようと考えています。
二つ目は、人からオススメされたコンテンツの積極的な摂取です。一つ目にも通じることでもありますが、自分の摂取するコンテンツは自分の好きなものだけになりがちなので、あえて人から勧められたものの中から気になったものをすぐに購入するという試みをしてみました。新しい推しの作品も発掘でき、薦められなければ一生見なかっただろうなと思うコンテンツに触れることができたのは非常に良かったです。
三つ目は、自分の好きな小説の再摂取です。執筆作業を行う上で、自分の原点が何かを考えさせられることがありました。その中で、自分が子供の頃に好きだった小説をあえて今読み直そうと考え、Amazonで30冊ほど購入して読み続けていました。今読んでも楽しめるものが多く、小説自体に改めて熱中するきっかけにもなりました。2024年も引き続き、新たに素敵な小説を発見できたらいいなと考えています。
2023年内に完成した作品の振り返り
マーダーミステリー
・タミステ
・ブルーホールミステリー第二弾〜「夜明けのまち」と影の魔物〜
ストーリープレイング
・良心の宿り木
その他
・朗読劇「エイダ」脚本
マーダーミステリー以外の仕事が入ったこともあり、完成してリリースできた作品は2本となりました。また、新たな試みとしてストーリープレイングと朗読劇の脚本に挑戦しました。以下には、それぞれの作品についてまとめてみます。
タミステ
初めてのオンライン公演となった6人用のマーダーミステリーシナリオです。何度も試行錯誤を繰り返し、調整していました。実際にどのようなプレイ感にするかは最後まで悩み続けていたのですが、結果として自分でも納得のいく帰結となりました。この作品については、2024年内は引き続きオンライン上での貸切公演になるかと思いますので、皆様のご応募を心よりお待ちしております。
ブルーホールミステリー第二弾〜「夜明けのまち」と影の魔物〜
第一弾とは異なる五人のキャラが主人公となる三部作の最初の一作です。今までマーダーミステリーを作った中で、一番悩みながら作った作品となっています。第三弾・第四弾も鋭意制作中ですので、もうしばらくお待ちいただければと思います。
良心の宿り木
初めて制作に挑戦した3人用のストーリープレイングです。TRPGと比べると、より一層、自分の制作スタイルにも合っていると感じるため、この形態でまたもう一作程度作ってみたいと考えています。また、来年は当作品のGM配信にもチャレンジしたいと考えておりますので、暖かく見守ってください。
朗読劇「エイダ」脚本
朗読劇「エイダ」では、人生で初めて脚本制作にチャレンジしました。自分だけの力ではなく、共同執筆者の奈良さんや演出の三貝さん、その他スタッフの方々の協力により無事に完成に至りました。演者様の読み上げのおかげもあり、非常に良い作品として仕上がりました。初回公演と千秋楽のいずれも観客席で拝聴しましたが、非常に良い劇に仕上がったなという感想です。自分の作品がこのような形で届くとは想定していなかったので、非常に嬉しかったです。
同時期に、隣のアニメイトで開催されていたオンリーショップの出来も非常に素晴らしかったです。エイダの世界観が再現され、「玉座の間」が目の前に現れた時はずっと感動していました。大盛況となり、非常に嬉しい限りです。
おわりに
来年は新たなことにチャレンジしつつ、積極的に色々な方々と関係性を築ければと考えています。僕はとても運が良く、様々な人に声をかけてもらってばかりです。そこで、自分主体で新たな関係性を構築し、業界全体にも何かを還元できればいいなと考えています。2024年も私らしく頑張ろうと思いますので、これからも応援いただけますと幸いです。皆様の来年が、素敵なものとなりますように。