バーニー「真実を求めて」

条件分岐A:レイド以外の参加者を犯人として指名する。




あの後、レイドさんは意識不明のままだ。



私たちは疑心暗鬼になって救命に遅れ、
チャルドさんの懸命な介抱も十分に行うことができなかった。
歴史は繰り返すとはいうけど、それは最悪な形で起こったのだ。
私たちは、同じハレル村の人間を、犯人として指名してしまった。



ハレル村は、あれからも常に空は曇っており、月の光が届くことはない。
そのため、夜に外を出歩くものはおらず、ほとんどの村人はすぐに眠りにつく。



エリザさんが村長に就任してから1ヶ月が経過した今も、
この村を覆っていた疑心暗鬼な雰囲気は続いている。
そして、レイドさんの残した支配は、きっとこれからも続くのだろう。



【共通へ】





条件分岐B:レイドを犯人として指名する。

あの後、レイドさんは、チャルドさんの介抱もあって1命を取り留めた。
「ヒデリ病」の治療薬は、「鬼灯草」の解毒にも役立ったのだった。
しかし、おそらく、レイドさんの中では何も変わることはないだろう。
どんな理由があれど、私たちは彼を犯人として指名してしまったのだから。



ハレル村は、あれからも常に空は曇っており、月の光が届くことはない。
そのため、夜に外を出歩くものはおらず、村人はすぐに眠りにつく。



エリザさんが村長に就任してから1ヶ月が経過した今も、
この村を覆っていた疑心暗鬼な雰囲気は続いている。
しかし、いつか、この村は変わることができると私は信じている。


【共通へ】



条件分岐C:誰も指名しない/自殺であることを突き止める



あの後、レイドさんはアッシュさんに拘束された。
初めは抵抗していたが、ロージュさんの遺言を聞いてからは、
自殺する素振りも見せなくなった。



しかし、レイドさんは罪の償いとして、ハレル村からは追放処分となる。
レイドさん本人もそれには納得しているようだった。



ハレル村は、あれからも常に空は曇っており、月の光が届くことはない。
そのため、夜に外を出歩くものはおらず、村人達はすぐに眠りにつく。



しかし、エリザさんが村長に就任してから1ヶ月が経過した今、
この村を覆っていた疑心暗鬼な雰囲気は、もはやなくなっていた。



私達の最後の「おにさがし 」は、ハレル村の人間の心を動かしたのだった。



【共通へ】



【共通】




そういえば、私はベルが重い病気にかかっていたことを知った。
そして、チャルドさんがベルの治療に成功したことも知った。
フォード君が、2人の子供だったことを知った時は、流石に驚いた。



相変わらず、ベルは予想外なことをする。
でも、よく考えたら、フォード君の性格は2人そっくりだった。
私は、3人のことを思い出して含み笑いをする。



「幸せに暮らしてるといいなあ。」



私は、ルーデルの方を見て呟く。
すると、正門の方から見覚えのある影があらわれる。



ベルは、私の顔を見て微笑む。
10年前と変わらない笑顔だった。



後ろからチャルドさんと、フォード君、そしてゲルダちゃんが歩いてくる。
チャルドさんは、ゲルダちゃんとフォード君と両手を繋いでいたようだったが、
私がそちらを見ると、恥ずかしそうに手を離したのだった。



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