エリザ
メインストーリー「私の正義」


ディーダ は、今にも崩れそうな表情をしながら近づく。
そして、私を強く抱きしめると、寄りかかるように泣き崩れた。



「ディーダ ….もういいんだ….
 大丈夫、大丈夫だ….」



私は、何かがこみ上げてくるのを抑えるようとするが、
どうにも表情が潤んでしまう。



それを見たアッシュは、私達の方を向いて口を開く。



「エリザ、ロージュの遺言に従えば、お前が村長だ。」



私が周りを見渡すと、村人達はゆっくりと頷いた。
ディーダ も泣き声を混じらせながら首を大きく縦に振った。



「それが総意であるならば、引き受けよう。」



私は、私自身の正義に従い、為すべきことをすることにした。



「私は、現段階よりこの村の村長となった!
 村長として、正式に「おにさがし」の撤廃を宣言する!」



今まで「おにさがし」こそが、私の正義だった。
しかし、私は、今回自らの手でそれを壊したのだった。
私は、それでよかった。



「おにさがし」よりも、自分の決めた正義を貫くことにしたのだから。



ディーダ は私に向かって、手を差し伸べた。
あの時と同じように、私はその手を握り返す。
以前と同じ、暖かい日々がまた戻ってくるような気がした。

カテゴリー: onisagashi

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