プロフィール

バーニー(30)

あなたはこのハレル村で司書をしている女性である。あなたは、この村の歴史については誰よりも詳しい。あなたの親友のベルは、外部の者と接触したことを咎められ、ハレル村から追放されることとなってしまった。あなたは、この村に隠された真実を明らかにしなければならない。それが、ベルがあなたに託した思いであるからだ。



あなたの情報



・あなたは、「おにさがし」やこの村の歴史に疑問を持った最初の人物だ。あなたは、ベルが自分の抱いた疑問が発端となって追放されたことを、自らの責任だと感じている。



・あなたは、ベルの残した意志を継ぎたいと考えている。そのため、なんとしてでもこの村の歴史に関する資料を手に入れたい。



・あなたは、ベルの元夫であるチャルドとは、面識がある程度の仲である。彼とは話をしてみたいと思っているが、信頼されているとは思えない。他の村人ともそつなく話すことができるが、仲が良いといえるほどの相手はいない。

ハレル村の地図


屋敷のある高台

広場・住宅街





当日の記憶




PM6:40 「足跡」




私は、ヒグレ山の中腹で考え事をしていた。
そういえば、よくこの場所でベルと世間話をしていた。



私は、隣町である港町ルーデルの方を見た。
追放された村人がどこへ行くのかは分からない。
ベルが幸せでいてくれればいいな、私はそう思った。



辺りを見回すと、小さな足跡が屋敷の方へと続いていた。
私は不思議に思い、好奇心からその足跡の方へと近寄る。
しかし、一歩踏み込んだ瞬間、天と地が逆さまになった。
私は、斜面から足を踏み外したのだ。



あ、やっちゃった。
そう思ったのも束の間、私の目の前は真っ暗になった。



PM6:50 「決意」




私は気づいた時には、屋敷の裏口付近で倒れていた。
斜面を転がり落ちてきたのだろう。



私は、自分の体を確認する。
どうやら大きな怪我はないように思われた。
そのまま家に戻ろうとしたが、目の前にある屋敷がどうしても目に入る。



あれから10年間、私はこの村の歴史を調べてきた。
だが、私が触れられる情報には限りがあった。




私が欲しい情報は、おそらく屋敷の書庫にある。
ただ、レイドさんに言ったとしても、
10年前と同じように、また断られるに違いない。
そういえば、ロージュさんには、まだ直接頼み込んだことはない。
この時間であれば、屋敷には彼しかいないはずだ。



私は、ロージュさんに会う決意をした。



PM7:00「謎の少年」



裏口はわずかに開いていた。
私は、近づこうと歩みを進めるが、一人の少年がそこから出てきた。
少年は、オレンジ色のカバンを背負っていた。



少年は、屋敷の「旧道」の方へ走り去っていってしまった。
私は裏口を開け、中へと入る。



右手には「書庫」と書かれた部屋があった。
試しに捻(ひね)ってみるが、しっかりと鍵がかけられていた。
左手には村長のロージュさんの「執務室」があった。
私は、ロージュさんの部屋を大きく2回ノックする。



すると、ゆっくりとドアが開いた。



PM7:10「手紙」





「君は、確かバーニーだったな….
 とりあえず、中に入りなさい。」


ロージュさんは、部屋の中に入るように手で招いた。
久しぶりに直接対面することとなったが、ひどく疲れているように見えた。
机の方を見ると、村長のロージュさんは何やら手紙を書いていたようだ。



私は、ロージュさんに、いきなり深く頭を下げる。



「ロージュさん、書庫に入らせてくれませんか?
 この村の歴史を調べたいんです。」



ロージュさんは、突然の私の言葉に驚いて目を丸くしていたが、
私の顔を見ると腕を組んで考え込み、
腰のベルトに巻きつけた書庫の鍵を手にとった。
ひょっとしたら許可がもらえるかもしれないと思い、私の胸は高鳴る。



その時、後ろの扉が開く。



「父さん、何をしているんですか?
 書庫の資料は、村長の家系しか見れない決まりのはずです。」



レイドさんは、ロージュさんにそう言うと私の方を向く。



「バーニー、確かお前は10年前も….」



レイドさんは、こちらを険しい顔で睨む。
今度こそうまく行きそうだったのに、また闇の中に戻ってしまった。
私は絶望のまま、ロージュさんとレイドさんに背を向けてドアを閉めた。



PM7:30「深まる謎」



私が屋敷の玄関から出て、「正面階段」へ向かう際、
チャルドさんが、ヒグレ山への「山道」の方へと向かうのが見えた。
こんな夜中に、何をするのだろうか?



私は、疑問に思うところはあったが、
そのまま「正面玄関」から広場へと降りることにした。
その足取りは、まるで地獄に向かうかのように重かった。



PM7:50「家路」





私は広場に着くと、そのまま村の図書館へと向かう。
文献を漁るが、やはり新たな情報は見当たらない。
せめてもと、何度も読んだ「ハレル村歴史書 下巻」を持ち出した。
「ハレル村歴史書 上巻」は、生まれてから一度も目にしたことはない。
一体、どこにあるというのだろうか。



光明が差したかと思えば、再び闇にかき消される。
ずっと、その繰り返しだ。
私は、そのまま家路へと着いた。



PM8:20「真実の追求」




空を見上げると、綺麗な満月が浮かんでいた。



「ベル、私はどうしたらいいのかな…?」



私は、ベルのことを思い出した。
ベルは危険を冒してでも、真実を知ろうと試みたのだった。
だとすれば、私もそうすべきじゃないのかな。



誰にも見つかることなく、書庫に忍び込もう。私は決意した。



しかし、先ほど見たとき、書庫には鍵がかかっていた。
書庫の鍵はロージュさんとレイドさんが肌身離さず持っている。
おそらく、盗むことは難しいだろう。



私は、扉を無理やり開けるために、
近くにあったスパナを手に取る。



屋敷の正面から向かえば、
エリザさんやレイドさんに見つかる可能性もある。
私は、広場から続く「旧道」を通じて屋敷へと進む事にした。



PM8:40「侵入」



屋敷の電気は消えており、不気味なほどに静かだった。
エリザさんは、どうやら自宅にいるようだ。
私は裏口に回り、音を立てないように扉を開けた。



書庫の扉は、裏口から入ってすぐ右にあった。
ドアノブを回してみるが、もちろん鍵はかかっている。



私は持ってきたスパナを使い、鍵穴をこじ開けようとする。
だが、硬く施錠されていることから、開く気配すらない。
私は、スパナを握る力を強める。



その時、私は手を滑らせてしまった。
右手で握ったスパナは、そのまま勢いよく左手の甲に当たる。



「っったぁぁ……!!」



鈍い痛みと鋭い痛みが混在し、どれだけこらえようとも呻き声が漏れる。
骨までは折れてはいないものの、打撲により手の甲は赤く腫れ、
鋭い先端がぶつかったことで皮が裂け、血が滴り落ちている。



どうやら、無理やりこじ開けることは不可能のようだ。
その時、ロージュさんの部屋の方から何かが落ちるような物音がした。
私は慌てて、裏口から外へ飛び出した。



PM9:00 「爆発音」



空を見ると、先ほどまで晴れていた空は曇り、小雨が降り出していた。
私は、誰にもみられていないか辺りを見渡した。
すると、ヒグレ山の方から、何かが爆発するような大きな音が鳴り響く。
私は、思わず驚いてしゃがんでしまった。



私は見つからないように、自由の祠の前を通って玄関の方へと向かう。
その時、自由の祠の中から、何か甘い匂いが周囲に漂っていたのを感じた。
中は暗くてよく見えなかったが、確実に何か大きなものがあった。



また、屋敷を振り返ると、執務室の窓は開いたままになっていた。
もしかすると、他にも誰か中にいたのかもしれない。
机の下には、手紙のようなものが落ちていた。
私はそのまま「正面階段」を降りて広場へと向かうことにした。



私は、「正面階段」を降りる前に、エリザさんの家の後ろを見る。
すると、誰かがエリザさんの家の後方で、何かを拾っているようだった。
あたりは暗かったので、それが誰であるかは分からなかった。



私は、そのまま広場へと向かうために、「正面階段」を降りた。



PM9:30「雨」




広場に到着する頃には、雨が酷くなっていた。
私は、これ以上雨に当たらないように、自宅へと戻った。
傷を負ってしまった左手の甲の傷口を洗い、包帯を巻いた。



その時、屋敷の方から銃声のような音が聞こえた。
不審に思って窓から様子を見るが、遠くからは何も分からなかった。
私は家の中に再び目を向け、1日を振り返る。



ああ、最悪な1日だ。
びしょ濡れだし、泥だらけだし、手の甲はスパナで切っちゃうし….



そのとき、ドアを叩く音がした。
私は不審に思いながらも、ドアをゆっくりと開く。




PM9:50「疑惑」



そこにいたのは、レイドさんの姿だった。




「レイドさん、どうしたんですか。こんな夜に。」



私の声は震えて、どこか片言(かたこと)になってしまった。
レイドさんは、私の服装を見つめ、手の甲に巻かれた包帯を見た。
明らかに怪しんでいる様子だった。



「侵入者を、探している。」



レイドさんの口からその言葉が出た時、私は飛び上がりそうになった。



「わ、私じゃありません!」



私は、いかにも犯人が吐きそうな言葉を口に出す。
すると、レイドさんは 不思議そうな顔をしていた。



「そんなことは分かっている。
 お前は、ハレル村に住んでいるだろう。
 外部からの「侵入者」であるはずがない。」



レイドさんは、詳しい事情を私に説明する。
どうやら、彼の言う「侵入者」とは、屋敷に入った人間ではないようだ。
誰かがハレル村の外から何らかの手段で入り込んでいると言うことだった。
何だかよくわからない話だが、私は胸を撫で下ろした。



「何かわかったら連絡するように。」



そう言うと、レイドさんはその場を去った。
おそらく、屋敷は今警戒されているだろう。
取りに行くことは、不可能に近い。



もし書庫に入ろうとしたことがバレたら、どんな目にあうのだろうか。
ベルと同じでこのハレル村から追放されちゃうのかな。
頭の中で考えた妄想は、どんどんと嫌な方向へと進む。



私は、現実から逃れるように、そのまま眠りについた。
雨は次第に勢いを増していった。



PM10:10「二度目の銃声」




先ほどと同じように、再び銃声のような音が屋敷の方から聞こえた。
私は、窓から様子を伺った。
しかし、先ほどと同じように、ここからでは何も見えなかった。



私はベッドに潜り、再び眠りについた。


深夜「訃報」


私は、ドアのノックの音で目を覚ました。
時計を見ると12時を過ぎたところだ。
気づけば、雨は止んでいた。
ドアを開けると、そこには先ほどと同じレイドさんの姿があった。



「先ほど、この村の村長であり、
 俺の父親であるロージュが殺害された。
 バーニー、お前は「おにさがし」の参加者に選ばれた。」



「ロージュさんが殺された….?私が参加者….?」



先ほどまで話していた、ロージュさんが亡くなった。
唐突過ぎて、私は、その事実を受け入れられずにいた。
どういう経緯で私が選ばれたのかは分からないが、
もしかしたら屋敷の中に入ったのがバレているのかもしれない。


「あとで屋敷の方へ来てもらう。
「おにさがし」は、今日の6時より開始する。」



「分かりました。」



頭の中は、波が起きているように混乱した。
私は、明日に備えて再び眠りにつくことにした。




朝「おにさがし」




「よし、全員揃ったな。
 アッシュ、バーニー、チャルド、ディーダ 、エリザ、そして…フォード。
 この6人と、進行役の俺とで「おにさがし」を行う。」



レイドさんによると参加者はここに集まった村人全員だということだ。
村長のロージュさんが亡くなったという事実は、
まだ受け止めきることはできなかった。



10年前の「おにさがし」と同じ満月の夜というのも気になる。
何か、この村の歴史とも関係があるように思える。
書庫に入りたいけれど、レイドさんが見ているうちは無理だろう。



私が侵入した形跡は残っているはずだから、それだけは隠さなきゃ。
書庫に入ったことが明らかになれば、永久に真実の解明はできないのだから。


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