アッシュ
メインストーリー「この村に救いを。」

「お前の「花火」は、間違いなく俺達の救いになった。ありがとう。」



俺はそう言って、ジャックと強く握手を交わす。
ジャックは言っていた。
この「花火」が誰かの救いになればいいと。
俺達は、街であげられた「花火」に明らかに救われたのだった。



「しかし….どうして俺たちが、
「おにさがし」をすることが分かったんだ?」



俺は、ハレル村で起きたこの事件を、
ジャックが予期していたことを不自然に感じていた。
すると、ジャックは悲しそうな顔に応える。



「ホープの奴が、俺にフォードの手紙を届けてくれたんだ….
 もう老いぼれなのに、ボロボロの姿になってさ。
 なあ、アッシュ。あいつは…どうなった…?」



俺は、少し黙って、そして口を開いた。



「ホープは….俺の目の前で死んだ….」


「そうか…」



俺とジャックは、しばしの間沈黙した。
あいつは、俺たちのために、そしてこの村のために自分を犠牲にした。
本当に、誰よりも勇敢なやつだった。
俺は、目から涙が落ちそうになるのをこらえる。



それを察したのか、ジャックは話題を変えた。



「なあ、アッシュ。実は、まだ「花火」があるんだ。
 エリザの就任祝いに打ち上げるとしようじゃないか。」



ジャックは、そういうと「花火」の導火線に火をつけた。
10年前のあの時と同じように、「花火」は、ハレル村の空で輝くのであった。



なあ、ホープ。お前も見ているか?
あの時と同じように、「花火」が上がったぞ。



その「花火」を止める者は、もはやどこにもいなかった。

カテゴリー: onisagashi

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