イントロダクション

ここは、ラルバ大陸。
ある日、それぞれの共鳴者達の元に、ラヴァルという人物からメールが届く。
添付されているのは、どうやら音声ファイルのようだ。


よう、久しぶりだな。元気でやってるか?
お前とは色々あったが、また無茶なことをしてないか心配だよ。
実は、お前に頼み事があってこれを送ったんだ。

あ、おい。
また、面倒事に巻き込まれるとか思っただろう?
でも、俺とお前の関係じゃねえか、話くらいは聞いてくれ。

RCAB(アーキャブ)って知ってるか。
俺は今そこで研究員として派遣されて、仕事をしていてな。
そこで、ラスっていうやつを教育しているんだ。
好奇心旺盛で、人懐っこいいい奴だぜ。

それで、頼み事っていうのは、
こいつの会話相手になってほしいってことだ。
色々なことがあって、研究センターの外には出してやれなくてな。

そこで、お前に依頼しようと思ったんだ。
このメールは信頼できる俺の他の友人にも送ってる。
そいつと一緒にグループチャットに招待したから、
暇な時にでもチャットしてやってくれよ。

とにかく、お前のこと心の底から信頼してるぜ。


音声ファイルは、ここで途切れている。




シナリオについて



(1)シナリオの詳細

人数:2人~4人
プレイ時間:5~7時間
タグ:初心者・中級者向け
秘匿ミッション無
事前共同作業:あり



(2)注意事項

*下記の事項は、よくお読みください。

このシナリオの中では、複数のNPC などからお願いや依頼、あるいは命令を
されることがあるかもしれません。しかし、それを聞くも聞かないも、すべて
PC に一任されます。この物語の主人公は、PC 自身です。それぞれが自分の信
じる判断を行ってください。
また、このシナリオにはそれまでの行動によって取り返しがつかなくなる選択
肢もあります。最後の選択のみで、全てが決まるシナリオではございません。
分岐によっては、全く行う必要のないギミックや使用する必要のないアイテム
もございますので、先入観にとらわれず自分が適切だと思う行動をしてくださ
い。



(3)共鳴者の設定について

・あなたは過去にラヴァルに助けられ、人生を変えられた経験がある。
そのため、彼には強い恩義を感じている。
(この経験に関しては、それぞれのPL が考える。)

・本シナリオの主な舞台は研究所となるため、私物の持ち込みはできない。

・本シナリオでは独自ルールとして「会話システム」を採用しており、各PC はセッション開始前にラス(NPC)とテキスト上で会話を行う必要がある。

・あなたは、ラルバ大陸に住む人間である。

・PC 同士は初対面という設定でも、初対面でないという設定でも構わない。
しかし、PC 同士が既に互いのことを知っている設定にする場合には、PL 同士で設定を共有しておくこと。



(4)推奨技能

直感・観察眼・暗号・危機察知
*直感や知識は救済措置として機能しますので、
謎解き要素に不安のある方は振っていただくとよいかもしれません。



(5)この世界について

ラルバ大陸・ラテウ大陸・アスティゴ大陸・ナディ大陸・スパニア大陸の合計
5つの大陸から構成される世界。多少の環境に差異はあるが、あなた達PL の
住む世界とほとんど同じ文化体系であると考えて構わない。魔法や呪術のよう
なものは、一般には存在しないとは思われている。怪異などの生命体はごく僅
かな人間にしか認知されておらず、多くの人間には架空の存在だと考えられて
いる。特殊な生物はいるものの、高度な文明や言語機能を持つ者は人間しかい
ない。

ラルバ大陸:
豊かな自然がありつつも、高度な技術を持つ大国が複数存在している。現在は
人口の過密化が進んでおり、新たな土地を探すべく多数の航海士を派遣してい
る。

「最先端生物研究センター」:
Research Center for Advanced Biology
その頭文字をとって(RCAB:アーキャブ)と呼ばれている。
ラルバ大陸のラルクローラ平野の地下にある研究施設であり、様々な生物の培
養や、そこから得られる知見を元に最新の医学や科学の発展に役立てていると
のことだ。地下に所在し、情報は非公開で行われていることもあり、研究の詳
細は外部には漏れていない。




(6)NPC についての情報

NPC ラヴァル=ローデン(42)

あらゆる分野に精通する専門家であり流浪人。ある時は、未知の薬を作る科学
者。ある時は、冤罪を救う弁護人。ある時は、未開の地を旅する冒険家。そし
てまたある時には、義賊にもなる。非常に正義感が強い一方で、直感的に行動
するせいで判断を誤ることもあった。現在は、RCAB(アーキャブ)で、怪し
い研究をしているとの噂を聞いている。共鳴者は、彼に精神的又は肉体的な危
機に瀕した状況を彼に救われたことがあり、人生を変えられた経験がある。ま
た、彼から多くのことを学んできたことで、今の共鳴者が存在しているだろ
う。



NPC アデーレ=ランドヴァーク(30)




RCAB のセンター長の女性。





NPC ラス(?)

ラヴァルが共鳴者達に教育を依頼してきた謎の者。少年のような声をしてお
り、何にでも興味を持つ。ラヴァルとは親しいようで、彼のことを先生と呼ん
でいる。




DL用の詳細はこちら
(確認後、PLとしてはゲームをプレイはできなくなります。)

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