〜リリー・フローラの個人配布に戻る〜



リリーは、妖精族の王女なの。



妖精族は、他の亜人に比べて、
大きな魔力を持っているらしいの。



その中でも、リリーは、とりわけ強い魔法を持っているの。



魔法の名前は、「メモリーアウト」。
これは、周囲にいる人間や亜人の記憶を消す能力なの。



だけど、リリーは、
この魔法を制御することができなかったの。



あれは10年前のこと。
リリーにとって、とても悲しいできことが起こったの。



リリーは、王女だから、
子供の頃からずっと教育を受けてきたの。



でも、リリーは、普通の妖精族みたいに遊びたかったの。



「みんな、リリーのことを忘れちゃえばいいのに。」



リリーはそう強く思って、
「メモリーアウト」の魔法を詠唱してしまったの。



すると、近くにいた妖精は、
みんなリリーのことを忘れてしまったの。
父さまと母さままで、リリーのことを忘れたの。



そして、リリー自身もリリーのことが
分からなくなってしまったの。



もちろん、国内も大混乱なの。



そんな時、人間の王様が、
リリーの前に現れて言ったの。



「妖精国の王女リリーよ。
 ワシは、エイダ。お前を救ってやる。」



そう言うとエイダさんは、
ある薬品の入った瓶を、リリーに手渡したの。



それは、「記憶回復薬」という科学薬品だったの。



周りの妖精達の記憶は少しずつ戻り、
国内は再び安定することになったの。



その後、エイダさんは、
リリーのことを「リスピア公会議」に誘ったの。



最近エイダさんが見つけた「聖都カタリア」という場所で、
魔法の制御法に関する書物が眠っていたらしいの。



もし和解に協力してくれるなら、
10年後に、それをリリーにくれるって言ってたの。



エイダさんは、迷うリリーに言ってくれたの。
お前の魔法が、いつか誰かを救えるようになればいいなって。
リリーは、それを聞いて嬉しくなったの。



だから、リリーは和解に協力したの。
他の妖精族の亜人は、エイダさんの存在すら知らないの。
リリーとエイダさんの秘密の交渉なの。



他の亜人の王様達も和解に賛成したから、
リスピア大陸は形としては、和平協定が結ばれたみたいなの。



あれからもうすぐ10年が経つの。
そして、エイダさんは「再結会」という名前で、
亜人の王を呼び出したの。



リリーが力を制御することができれば、
リリーの迷惑な魔法のせいで苦しめられる
周りの妖精もいなくなるはずなの。



リリーは、とても明るい気持ちで、
エイダさんの待つローデン城に向かったの。




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